フリーターではなく、できれば正社員として長く働いて、安定した暮らしをしたい。
やはりそう思った時、迷ってしまうのは「何の仕事をしていくか」です。
やりたい事が決まらない、あるいは、新卒で就職した一社目が全然思っていたのと違った…、こんな思いをしてしまい、「やりたい事が決まらない」という事もあります。
今回は、正社員になる時の仕事の選び方について、ヒントになりそうなアイデアをまとめました。
「やりがいは大事」って本当? まずそこから変えてみる
どうしてもTVや広告などを見ていると、「好きな事を仕事に」「仕事にやりがいを」といったフレーズが目に入ってしまいますので、ついつい「仕事にはやりがいが大事で、自分の好きな事を仕事に見つけないといけないのかな」と思ってしまいがちです。
しかし、実際に正社員で働いている方々のアンケートでも、「仕事内容にやりがいを感じている」という割合は、思うより低いもの。
就職を考えるとき、「何をやりたいのか、何が好きなのか」から入らなければいけない、という考え方から、まずは一度離れてみるのも一つの手かもしれません。
やりがいは無くていい? じゃあ就職する理由は?
「やりがいや生きがいは趣味や家族との暮らしにあるので、仕事には求めない」
そんな考え方の人も増えています。
仕事はあくまでお金を稼いで、生活をするためのモノ。
生きがいや楽しさや、やりがいは趣味やプライベートで。
そう割り切って働くのも、お仕事を選ぶ時の一つのアイデアかも知れません。
では、やりがいや生きがいを趣味や生活に求める人が、どうやって仕事を決めているかを見てみましょう。
仕事の決め方:「やりがい、好き」以外の仕事選びの条件を選んでみる
では、やりがいや生きがい以外の理由で働こうと考えた時、実際にどういう仕事を選ぶのかが難しいですよね。
方法はさまざまですが、優先順位を決めてみるというのも便利です。
例えば、仕事選びの基準はこういうものがありますよね。
[st-mybox title=”仕事選びの基準例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#ffc91c” bordercolor=”#ffc91c” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
・自分のスキルや経験でできそうか
・やっていて嫌悪感を感じるような仕事ではないか
・人間関係がいいか
・勤務地は近いか。転勤はないか
・給料はいいか
・土日が休みか。年間休日は多いか、有給はとれるか[/st-mybox]
もちろん全部を満たす仕事が理想ですが、そういう求人はなかなか見つからないもの。
仕事内容、業界、人間関係、年間休日、給料などの条件の中から、これは譲れないというものを一つか二つ選んでいきましょう。
例えばこんな感じですね。
[st-mybox title=”仕事の選び方例” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#ffc91c” bordercolor=”#ffc91c” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
■仕事選び例1
「妻と子供との時間が最優先。仕事は家族を養うだけのモノ。だから重要なのは、「休日が取れる事、残業が少ない事」だけ」
■仕事選び例2
「趣味の○○にはとにかくお金がかかる。いい道具をそろえたい。やっぱり給料が最優先。残業はいくらあってもいいし、仕事内容も特にこだわりはない」
■仕事選び例3
「前の職場がブラックで最悪だった。高い給料も人に自慢できる仕事内容も別にいらない。ただ、一緒に働いていて不快にならない、そんな人間関係のある職場選びが一番大事」
[/st-mybox]
まとめ
働く理由は人それぞれ。
TVや広告の「やりがいを求めて!」のような考えだけがすべてではありません。
自分の中で「何が一番大切なのか」を決めて、それだけを手に入れるのも、一つの仕事の選び方ではないでしょうか。