今回は、フリーターからの就活で困りやすい「自己PR」についてまとめました。
やはり大学生の就活とは大きく違ってきますので、「そもそも何を話せばいいのか」という所から、わからずに困ってしまう事も。
大学生の就活との違いや、具体的にどういう事を話せばいいのかを、ぜひチェックしてみてくださいね。
大学の就活とはどう違う?
大学生の就活の場合ですと、自己PRといえば、自分の性格の良い部分や、部活で取り組んだ事などをアピールしていく形です。そのためにまずは自己分析をして、自分の良いところを探すという方法が普通でした。
しかし、フリーターからの就活の場合は、この方法ではあまり良い印象にならない事も。
フリーターの面接の場合では、すでに仕事経験があるため、それについてアピールするのが王道です。
そのため、性格や得意な事など、自分の持ち味のアピールはあまり使わず、むしろ、これまでの仕事経験を具体的に伝える形が主流になります。
自己PRを作る準備の仕方も、自己分析よりはむしろ、これまでの仕事経験の整理や、志望動機を準備するのがポイントです。
大学の就活と違いを例文で
学生就活なら「性格や持ち味アピール」、フリーターからの就活なら「これまでの仕事アピール」という違いがありますが、これだけではわかりにくいので、具体的な例を挙げてみます。
例えばこういった違いがあります。
■大学生の就活の自己PR例
[st-mybox title=”例1” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#ffc91c” bordercolor=”#ffc91c” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]「大学ではテニス部に所属していました。副部長として、チームをまとめるためにコミュニケーションを大事にしていました。人をまとめる持ち味を、御社でも活かしていきたいと思います」[/st-mybox]
■フリーターからの就活の自己PR例
[st-mybox title=”例2” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#ffc91c” bordercolor=”#ffc91c” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]「大学を卒業後、株式会社Aへ入社し、コピー機の営業をしていました。主に、企業向けに新規の飛び込み営業を担当しました。A社を退職後は、株式会社Bでアルバイトとして、○○の販売をしています。営業と販売を経験してきていますので、この経験を御社でも活かせればと思っています」[/st-mybox]
このように、学歴や大学の部活、自分の性格などはあまり語らずに、仕事経験をメインに伝えていくのが一般的です。
自己PRの具体的な言い方手順
こういった自己PRを、どういう順番で何を話せばいいのかは、例えばこういう形も一つのパターンです。
1.大学の事は手短に言う
あまり学校での事を長々と話すよりは、そのあとの仕事経験をメインに話す方がスムーズです。
しかし、学校での経験で応募先の仕事に活かせそうな経験がある場合や、全国大会レベルの目立つ成果などがあれば、それは伝えておいた方が面接もより盛り上がるかも知れません。
2.正社員経験があれば、真っ先にそれを語る
次に正社員での社会人経験があれば、それをメインに伝えていきましょう
やはり面接官の方も、正社員でどういう仕事をしていたのかは大変興味があります。たとえ業種や職種が違っていても具体的に話していきます。
3.フリーターとしての仕事経験もしっかり伝える
アルバイトや契約社員として働いた経験も、十分なアピール材料です。
正社員の場合と同じように、具体的に何を担当していたか、何年ほど勤めて、どういう所に注意しながら仕事をしていたかなどを伝えましょう。
4.最後に、「この経験を活かしたい」といったような前向きな言い方でしめる
最後の言い終わり方も大切です。
経験だけを伝えて「以上です」ですと、少し味気ない印象になってしまう事も。
そんな時は、最後に「これまでの経験を御社でも活かせればと思っています」や「こういった仕事を御社でもしていきたいと思っています」のような、前向きな印象の言葉で最後をしめると良いでしょう。
まとめ
大学生の就活と、フリーターからの就活では、違いは大きくありますが、中でも自己PRには注意が必要です。
学生の頃のやり方からはいったん離れて、フリーター経験の良いところをしっかりアピールできる言い方を選んでくださいね。